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テラフォーマーズ

テラフォーマーズ 1 (ヤングジャンプコミックス)テラフォーマーズ 1 (ヤングジャンプコミックス)
(2012/04/19)
橘 賢一

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このマンガがすごい!に選ばれた漫画ですが、
発想が面白いです。
ありそうでなかった漫画!
今五巻までしか出てないけど、続きが超読みたい!おもしろい!


26世紀、世界人口爆発問題で、次の生活圏を求めて火星を地球の環境に近づけようと考えた人類。
火星の地中には大量の二酸化炭素が眠っており、
地表を温めることでCO2を溶かし出し温室効果で気温を上げればいいと科学者たちは考えた。
火星を温めるために考え出された手法は、
ある「苔」とそれを食べる「黒い生き物」を火星に大量に放ち、
地表を黒く染め上げることで太陽光を吸収し火星を温めようというもの。

この黒い生き物とは・・・
なんとなくみなさん想像ついてると思いますが、奴です!ゴキです!

ありそうでなかった発想じゃありません?
多くの生物が滅亡しても最後まで生き残るだろうと言われているゴキブリ、
そいつを利用するっていう。
環境問題と合わせて火星移住の話も現在既に出てますし。(実現可能かは別にして)
現在の社会問題を起点に想像を広げて行った感じで、とても面白かったです。

年月が経ち、大量のゴキが放たれた結果、地表の温度は随分安定してきた。
そしてそのゴキブリの駆除のために、訳ありの宇宙飛行士たちが火星に向かうのだが、
その先でゴキブリは思わぬ進化を遂げていた・・・。

結構怖い話ですが(人はどんどん死にます)、興味が湧いたらぜひ読んでみてください!
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オードリー若林の本

社会人大学人見知り学部 卒業見込 (ダ・ヴィンチブックス)社会人大学人見知り学部 卒業見込 (ダ・ヴィンチブックス)
(2013/05/17)
若林正恭

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オードリーって、数年前に流行った、今消え気味の芸人だよね?
そう思ったあなた。

この本はそのオードリーの片割れ、オードリー若林がつづったエッセイです。

もともとこの本を読んでみようと思ったのは、
「ダ・ヴィンチ」という本・漫画の紹介が主な雑誌で、たまたま若林の連載を読んだから。

ダ・ヴィンチ 2013年 06月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2013年 06月号 [雑誌]
(2013/05/07)
不明

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結構面白いこと言う人だなと思って印象に残ってて、本屋で
「社会人大学人見知り学部 卒業見込」が平積みされてるのを見ておお、これは買うしかないと。

で、実際読んでみてどうだったかというと、名言がいっぱいでした。面白かったです。
エッセイとしても面白かったし、結構ためになる話多かった。買って良かった。
一日でバーっと読めちゃいました。

エッセイを読んでみて、オードリーの若林っていう人は、
自分で考えて生きてきた人、自分の感覚を手放さずに生きてきた人なんだなっていう感じがしました。

当たり前のことなのかもしれませんが、案外難しいことだと思います。

人のアドバイスに流されて、流されたのは自分なのに、あとで失敗して人のせいにしたり、
世の中こんなもんなんだって思いこまされて、自分で見たことも経験したこともないことなのに
偉そうに分かったように、人に説教したり。
そういうことって、結構たくさんある気がする。

売れなかった20代の大半をネタ作りと称して公園で相方とキャッチボールをやって過ごした若林。
30歳ごろにようやくブレイクして、一躍時の人になった。
ブレイクしてからは、一発屋で終わってしまうのではないかという不安と戦ってきた。

自分の道を自分で選んで、
いろいろな経験を、自分であーだこーだ考えてきた若林の言葉は、
地味に心にくる名言が多かった。
普段ネガティブだったり考えすぎるタイプの人、必見です。

「深夜、部屋の隅で悩んでいる過去の自分に言ってやりたい。
そのネガティブの穴の底に答えがあると思ってんだろうけど、
20年調査した結果、それただの穴だよ。地上に出て没頭しなさい。
(中略)ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ。」だそうです。

普通に文章が上手かったので、びっくりした。
今まで気にしてなかったけど、ちょっと若林、だいぶ若林、好きになった笑

隣の家の少女

隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)
(2012/11/26)
ジャック・ ケッチャム

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ジャック・ケッチャムの「隣の家の少女」を読みました。文庫本です。

スティーブンキングのお墨付きの作家らしいです。あとがきをスティーブンキングが書いています。
恐怖と不条理を描く才能に溢れてますね。

同じくジャック・ケッチャムの「老人と犬」も読みましたが、
そちらはそこまで描写の過激さもなく、
「主人公である元軍人のじいさんが、自分の愛犬を銃で殺した悪ガキに制裁を加える」、
という、不条理に対して主人公が正義として立ち向かう話だったのでそこまで
気分悪くもならなかったのですが、

「隣の家の少女」は虐待描写があまりにも残酷なのでちょっとキツかったです。
主人公は男の子で、隣の家に越してきた姉妹が地下室で伯母や近所の子どもたちに
虐待されているところに居合わせてしまいます。
最初こそ罪悪感を覚えるものの、だんだんとその凄惨さに慣れてしまい、
場合によっては魅せられてしまい、虐待に参加することこそないものの傍観者となっていってしまうお話。
主人公は正義を行う側でなく、むしろ悪の側から抜け出せなくなっていくのです。

以下ネタバレありです!

虐待を受けるのは主に姉のメグという少女なのですが、
初めは縛りつけられて服を脱がされる程度なのですが
だんだんと虐待がエスカレートしていきます。
読んでいるうちに胸くそ悪くなって、眉間にしわを寄せてしまいました。

主人公の少年が傍観者となっていく過程の心理描写がとても興味深かったです。
私が眉をひそめながらもこの小説を読み切ったように、
残酷さへの好奇心が人間の心にはあるのでしょう。
どこまでやれるのか気になって突き進み、
そして振り切れて相手への想像力が完全に欠如してしまう状態に、
特殊な状況におかれれば誰もがなってしまうのかもしれない…と怖くなりました。

結局主人公はメグを助けようとするので、そこがまだ救いですね。
あー、だがしかし・・・気分悪ッ!

あんまり真面目に読んじゃだめな本ですね。
あっさりと「こえー」って流すくらいがいい。
こえー。こえー。
「あたしんち」とか「おでんくん」とか平和なモノを見てなごんでから寝よう。

赤目四十八瀧心中未遂

車谷長吉の小説。1998年直木賞受賞作。

車谷長吉は、朝日新聞の「悩みのるつぼ」でいつも一風変わった回答を寄せているので
(あのコーナーの回答者はどの人も変わった回答する気がするけど)
気になっていた。
特にある男性教師の「女子生徒に欲情してしまうのだがどうすればいいか」的な質問に対して
人生は破綻してからがはじまり。破綻して、
職業も名誉も家庭も失ったとき、はじめて人間とは何かということが見えるのです。
あなたは高校の教師だそうですが、好きになった女生徒と出来てしまえば、それでよいのです。
そうすると、はじめて人間の生とは何かということが見え、この世の本当の姿が見えるのです。」
というような回答をしていたのには衝撃を受け、いつかこの人の書いたものを読んでみたいと思っていた。

それでこの「赤目四十八瀧心中未遂」。

期待を裏切らない内容!
車谷長吉ってこういうこと書く人だろうなって想像してたものがそこに。

主人公生島は大学を出て会社勤めをしていたが、
「中流の生活」に嫌悪しながらもそれを欲してもいる自分の矛盾に耐えられず、退社。
金は2年半で底をつき、漂流者として流れるうち、
やくざ者達の暮らす街でモツや肉をさばいて串刺しにする仕事をすることになった・・・。

というあらすじ・・・でいいのだろうか。
もっと複雑なはずだが、私の文章力では表現不能。
あ、ここより以下↓ネタバレしてるんでお気を付けを。

生島は自ら世捨て人となり、
狭いアパートの一室で肉をさばいて串刺しにし続けるという「つまらない」仕事をしている。
自身を「無能」「突っ転ばし」「腰ぬけ」と称しそうした場所へ至るべくして至ったとするが、
世話人の老女や階下に住む女からは
「あなたはここで生きていける人じゃない」
「しょせんインテリのたわごと」
と言われてしまう。
関係を結んだ女と心中を企てるものの、最後は「あんたはあかん」「うち、あんたを殺すことできへん」
と道連れになることを拒絶され、女は独りで苦界へと戻っていく。

自ら「苦しみ」を選ぶ生島と、
生まれた時から「苦しみ」から逃れられない運命を持つ女。
いくら苦しい生活を経験しようが、所詮は自分で選んだ道。
「物のはずみ」で選ばざるを得なかったとしても、生島には選択肢が与えられていたはずなのです。
選びようもなく苦しみを背負わされる女の人生の理不尽さと生島のそれは本質的に差がある。

やっぱり、苦しもうとして苦しんだところで、
苦しみたくなくてもそれを背負わざるを得ない、不可避の人から発される「言葉」の重みにはかないません。
所詮生島の苦行はポーズでしかない。
それでも心中未遂の道中、女と心を通わせ合ったことは真実。
死ぬのか、死なないのか、
(タイトル未遂なんで死なないのは分かってたけど、どんな形で未遂となるのか)
最後に女がどういう決断をするのか、どきどきしながら読んだ。
本当に堕ちている者と堕ちようとする者のギリギリの違いが
最終的に彼女にギリギリの決断をさせたのだと思うと・・・。
ラストもいい!

つれづれ

平山夢明の「ミサイルマン」を読みました。

こちらも短編集なのですが、
その中の「ミサイルマン」だけ読んでギブアップ。
グロさに磨きがかかっていました。気持ち悪くなった。
不愉快になりながら読んでしまう不思議。
そのうち元気回復したらまた読むかも。

WEB雑誌の「Matogrosso」にある
久井諒子という人の漫画が好きです。
石黒正数の「外天楼」という漫画を以前読みましたがそれと似たようなジャンルだと感じました。
現実をシュールに切り取った感じ?

つれづれでした。
プロフィール

うみどらねこ

Author:うみどらねこ
映画を見るのが好きで感想を主に綴ってます。
ネタバレもあるので閲覧注意!

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