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ヒミズ

【映画パンフレット】 『ヒミズ』 監督:園子温.出演:染谷将太.二階堂ふみ.吉高由里子.西島隆弘【映画パンフレット】 『ヒミズ』 監督:園子温.出演:染谷将太.二階堂ふみ.吉高由里子.西島隆弘
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園子温監督、原作は漫画「ヒミズ」。

ヒミズ コミック 全4巻 完結セット (ヤンマガKC )ヒミズ コミック 全4巻 完結セット (ヤンマガKC )
(2012/03/09)
古谷 実

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今回、漫画未読で映画だけ見ました。

何本かまとめてDVD借りてきて、
数本観たところでなんとなく見るの疲れてきたから、
もう見ないで返そうかなー・・・と思ったのですが
YouTubeで予告編見たら、なんだこれ俄然見たくなってきた!!ってなったので観ました。
疲れふっとびました。夢中になって観れました。

★あらすじ
舞台は東日本大震災後(この設定は映画のみのようです)の日本。

ボート小屋で母と二人で暮らす住谷くん(中学生)。
たまにやってきては金を要求し、暴力を振るうクズの父親に住谷くんはうんざりしていました。
お母さんは殴ったりはしないのですが、だらしない感じのお母さんで、とにかく住谷くんは
自分をとりまく環境にうんざりしていました。
うんざりしながらも、中学を卒業したら、ボート小屋で仕事をして、
「普通」に生きて行くことを心底望んでいました。
しかしある日、住谷くんはお父さんを殺してしまうのです・・・

★感想※ネタバレ全開
園子温監督は、パンチの効いた作品を作る監督だな~と思う。
毒があって、演出もドぎつくて、苦手な人は受け付けないと思うけど、
前観た「冷たい熱帯魚」に続き、この「ヒミズ」も素晴らしい。

まず、主役の二人の演技が上手すぎてびっくりした。
染谷将太と二階堂ふみ、異彩放ちすぎでしょう二人とも。
染谷将太は憤りを抱えて発狂寸前で叫びながら暴れて
暴れたあと焦点の合わない目で涙を流す演技が凄まじかった。
二階堂ふみは電波少女の精神おかしくなってる明るさを見事に表現してた。
この二人の存在感だけでもお腹いっぱいだった。

そして、今回監督は物語の舞台に、原作にはない「東日本大震災後」という設定を付け足した。
映画を見終わって、大きく絶望に陥った日本への監督のメッセージは
すごく簡単にまとめてしまえば「希望を持て」ということだろうけど、
そのメッセージの伝え方に感動した。
冒頭で教員の言う「がんばれ」「夢を持て」「君達は世界にたったひとつの花だ」
というセリフの白々しさをこれでもかと強調し、
うわ~相変わらず皮肉たっぷりだな。って思ってたら
物語の最後でもう一回その台詞を持ってくるっていう。

冒頭で聞いた「がんばれ」とは全く違った「がんばれ」に聞こえてくるから不思議。
私は、園監督はこういう「がんばれ」とか「夢を持て」とかそういう言葉を嗤う人だろうと思ってて、
最後にこういう形で持ってくるとは思わなかったから、一本取られました!って感じだった。
私自身「がんばれ」っていう言葉が大嫌いだったけど、
この映画で絶望を味わってなお生き続けることを選んだ二人が叫び続ける「がんばれ」は、心に響いた。
言葉で表現できないたくさんの力が、最後の「がんばれ」には詰まってた。

正直、震災と絡めたことでちょっと不自然な感じはするけれど、
これだけバラバラ、でたらめに見える構成で、
一本太い芯を作品に通し、人を感動させることができるのは、すごいことだと思います。天才。

「愛のむきだし」も観たいなあ。
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Author:うみどらねこ
映画を見るのが好きで感想を主に綴ってます。
ネタバレもあるので閲覧注意!

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