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やさしい本泥棒

久々の更新ですー

ブログ新しくしようかと思いましたが
労力がかかるのでこのままちびちび更新することに決定。

たまにしか更新できませんがひっそりと綴っていけたらと思っております。

今回見たのは「やさしい本泥棒」という映画です。

タイトル

タイトルからは想像つきませんが、ホロコースト物です。

私は原作「The book thief」↓を先に読んでおりまして、映画があることを知り早速借りて見てみました・ω・
本泥棒本

原作者のおばあさんの実体験をもとに創られたフィクションのようで、
原作は2005年ごろに出版されていて、その後2013年に映画化されたのですが
日本では2014年に公開予定だったのに中止され、DVDレンタルのみ2015年1月から始まったようです。

興行収入が見込めない映画との判断だったのでしょうか?公開中止の理由は分かりませんが、
良作なので見ないともったいないです。

あらすじ

ストーリーは1939年ナチス政権下のドイツが舞台。
主人公のリーゼルの母親は共産主義者で、ナチスから迫害される立場にあったため、
危険を避けるためリーゼルが里親に預けられるところから物語は始まります。
もともとは弟も一緒に来る予定でしたが、道中、寒さのため亡くなってしまいました。
このとき、リーゼルは墓掘り職人が落とした「墓掘り職人の手引き書」を拾います。

弟は死んでしまい、母親とは離れ離れ。
養母の作るスープはまずく、厳しく言いたてられてリーゼルは悲しみの淵にいました。
しかし、アコーディオン弾きでペンキ屋の養父がユーモアたっぷりに愛情を注いでくれ、
養母の厳しいながらも愛情にあふれた優しい人柄にも気付き始め、
ルディという男の子のケンカ仲間もでき、
リーゼルは少しずつ心を開いていきます。

本泥棒
(左が養父のハンス・フーバーマン。ジェフリー・ラッシュが演じています。
「英国王のスピーチ」の言語療法士役や、「パイレーツオブカリビアン」のバルボッサ役で有名ですね。
「シャイン」では実在のピアニストを演じてアカデミー賞主演男優賞を受賞しておられます。
右は養母のローザ・フーバーマン。エミリー・ワトソン・・・どっかで見たことあると思ってたら、
なんと「奇跡の海」の主役でした・・・役柄が違いすぎて気付かなかった。
両者とも演技力抜群で本当によかった!!)


本泥棒2
(ルディ役の男の子がかわいすぎて鼻血出そうだった。
本読んでイメージしてたのはもう少し粗野な感じのするやんちゃな男の子だったけど、
これはこれでいい。とてもキュートな二人でした。)


リーゼルは字が読めなかったので、学校でバカにされます。
気の強いリーゼルは男子に殴りかかって黙らせますが、
字が読めないことを気にしていました。
ある晩、リーゼルが「墓掘り職人の手引書」を
持っているのを養父が見つけ、それ以来二人は毎晩
少しずつ本を一緒に読みといていくことになりました。

言葉を覚えるリーゼルと共に、
ナチスによる言論統制の様子が映画の中で描かれます。
子供たちはドイツを賞賛しユダヤ人やマイノリティを貶める歌を歌わされ、
有害図書は高く積み上げられて焼かれます。
焼け残った本の中から、リーゼルは一冊の本をこっそり持ち帰ります。
手にした本達を繰り返し読みながら、リーゼルの心の中で言葉の力が確かに育っていくのでした。
お察しの通り、こうしたリーゼルの小さな「盗み」たちが、「本泥棒」というタイトルの所以です。

(映画では「泥棒」というだけだと印象が悪くなると思ったのか
「やさしい本泥棒」というタイトルに変えられてますが、
個人的には「やさしい」は蛇足というか、大きなお世話な気がします^^;
本泥棒の前につく形容詞の部分は映画を見た人が自分で考えるってば。
英題そのままThe book thiefでもよかったんじゃあ・・・公開もしてないんだから、ねえ。
とちょっと文句言ってみる。)


ユダヤ人や共産主義者への迫害が強まっていく中、
とあるユダヤ人が助けを求めてハンス・フーバーマン(養父)の家を訪ねてきます。
彼の名前はマックスといい、彼の父親はハンスの命の恩人だったのです。
悩む余地もなく、ハンスは彼をかくまうことを即断しますが、
ハンスとリーゼル達は危険にさらされていくことになるのでした・・・

マックス


本と映画ごちゃまぜ感想(ネタバレあり)


ホロコースト物の映画は
「シンドラーのリスト」「戦場のピアニスト」「縞模様のパジャマの少年」等いくつか見ましたが、
この「やさしい本泥棒」は他のホロコースト物と少し毛色の違う作品でした。

まず、ナレーションが死神なのです。
それも、恐ろしい死神というより、淡々と仕事をするどこか人情味ある死神です。
映画ではナレーションは大事なところでしか出てこないのですが、
本では全編を通して死神ナレーションですので、
それによって少しファンタジックな雰囲気が感じられて、
そこが他のものと違う感じがしました。
子どもも読むことができるライトさがありながら、
ホロコーストの悲惨さは損なわれていないのが不思議というか、すごいですね。

さて、映画と本をどちらも見てしまうとどうしても比べてしまいますが、
基本的に原作に忠実で、配役や景色等も
ほぼ本で想像した通りで、よかったです^^
そして俳優たちの演技がとにかく素晴らしかった!

しかし、当然省略されている個所も多く存在し、
ハンスがマックスの父に対してどのような恩があったか、の説明もはしょられていたし
特に唯一ひっかかったのは
原作ではマックスがリーゼルに絵本を創って渡すのですが、
その絵本のエピソードがまるまるカットされていたことです。
結構メインテーマになるような部分だったので意外でした。
時間がなかったのかな~??

省略部分にもたくさん大事なエピソードが詰まっているので
映画見ていいなって思われた方は
ぜひ原作も読むことをオススメします。
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Secret

同感!

タイトルの件、まったく同感です。本来そこには「勇気ある」とか「無鉄砲な」という形容詞が来ても良い。それを「やさしい」と一方向に限定することは、大いに蛇足でしょう。
いま原作を読んでるとこですが、この作者さんはヤングアダルト(日本でいうライトノベル)出身なんですね。死神によるナレーションや、伏線をきちんと明るく拾ってく作り方にそれを感じました。「都合よすぎないか」と思った箇所もありますが、概ね許容範囲か。それよりラノベ出身者がこんなに重厚な世界を構築して見せてくれることに感心です。侮ってはいけないなーと。
養母ローザは得な役ですね。見せ場がある。養父ハンスの見せ場も良かった。「名前を書き留められてしまった!」と激しく後悔するシーンは心を揺さぶられました。正しいことをしてもなお後悔する、そういう人間の複雑さを見せてもらえて嬉しかった。
こういう堂々とした映画を作って世に問うアメリカ映画界って、懐が深いですね。小粒な作品だけになってしまった日本映画が残念です。

Re: 同感!

>たぬ右衛門さん

わーコメントありがとうございます!
返信が遅くなってしまい申し訳ありません。

蛇足の件同意していただけて嬉しいです。
洋画の邦題で妙にいらぬ意図を付け足すようなものは好きになれません。
そのままカタカナにしてくれと思います。

ライトノベル出身なんですか~。平易で読みやすい文章なのに
しっかりと伝えてくれる本でとてもよかったですね。
多少の都合のよさは、
作品のテーマを損ねるようなものでなければよいと思っています。

ハンスの後悔のシーンは私も胸をしめつけられました。
堂々としているより、びくびくしながらも正しい行いをしようとするところに、
逆に人間の強さというか・・・ほんとうは弱いのに強くあろうとする強さを
見ることができました。

とても参考になりました。
が、冒頭の「ホロコースト物」という下りはちょっと違うのではないかなと。ホロコースト物と言うならば、シンドラーのリストが一番認知度が高いため、連想される人がいくらかいるかも知れませんが、それですらホロコースト物と括るのは違うと思うので。
まぁ、ブログ主さんの真にお考えになるところは私には分からないので、こうやってコメントすること自体不躾なのですが、ホロコーストと言われると、残忍であること、という連想を抱く人もいましょうから、その点だけは配慮なさった方が良いのかも知れませんね。

この映画は、残酷な「現実」を描写してはいますが、肉体的に残酷な描写はほとんどありません。すべての人に見ていただきたい素晴らしい映画です。

本当に素晴らしい。

不躾なコメント、失礼しました^^

コメントありがとうございます。

きつり様、コメントをいただきありがとうございます。

ホロコースト=ナチスという単純な図式でそういった言葉を使用してしまっていました。
配慮が足りず失礼しました。
ナチスによるユダヤ人排斥に関する映画、程度の表現でとどめておくべきでしたね。

残忍な描写なしに、現実の残酷さをしっかりと伝えてくれる素晴らしい映画でしたね。
ぜひたくさんの人に見ていただきたいと思います。
プロフィール

うみどらねこ

Author:うみどらねこ
映画を見るのが好きで感想を主に綴ってます。
ネタバレもあるので閲覧注意!

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